語学・プログラミング・ジャズは同じ構造で上達する ― 学習の共通原理を考える

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はじめに:分野は違っても、学び方には共通点がある

外国語を学ぶこと、プログラミングを習得すること、そしてジャズ演奏のアドリブを身につけること。
一見するとまったく別の世界のように見えます。

しかし実際に取り組んでみると、これらの学習過程には多くの共通点があることに気づきます。

語学では単語やフレーズを覚え、会話の中で使いながら修正していきます。
ジャズではスケールやフレーズを覚え、それを実際の演奏の中で試しながら自分の表現にしていきます。

知っていてもあまり使わない言葉、よく使う言葉など、人によって特徴がありますよね。
ジャズのアドリブ演奏でもよく使うフレーズ、ついつい出てしまうお得意のフレーズなどが人それぞれあったりするので、語学とジャズの表現方法は大変良く似ています。

プログラミングでも基本的な文法や構文を覚え、自分でコードを書きながらエラーを修正して理解を深めていきます。

分野は違っていても、「覚える → 試す → 修正する → また試す」という学習の流れは驚くほど似ています。

このブログでは、語学、プログラミング、音楽といったさまざまな分野を横断しながら、
人が何かを学び、上達していく過程の共通構造について考えていきたいと思います。

私自身の学習経験

私自身はこれまで、外国語学習、プログラミング、そしてジャズ演奏という異なる分野に興味を持ち、それぞれ試行錯誤しながら学んできました。

外国語では、覚えた単語やフレーズを会話の中で使って間違いに気づき、あとで修正するという経験を繰り返してきました。
ジャズのアドリブでも、スケールやフレーズを覚えながら実際の演奏の中で試していくうちに、少しずつ使いどころのコツをつかんできました。
プログラミングでも、エラーを修正しながらプログラムを完成させていく過程を何度も経験しました。

そうした経験を重ねる中で、「いろいろな分野へのチャレンジにおいて、上達のプロセスは似ているのではないか」と感じるようになりました。


学習の第一段階:まずは「語彙」を身につける

どの分野でも、最初に必要になるのは基本的な要素を覚えることです。

分野最初に覚えるもの
外国語単語・慣用句・フレーズ
ジャズ演奏スケール・定番フレーズ
プログラミング文法・基本構文

外国語では、まず単語や簡単な表現を覚えます。
ジャズではスケールや定番のフレーズ(リック)を学びます。
プログラミングでは文法や基本構文を理解する必要があります。

この段階では「覚えること」が中心になります。
ただし、この段階だけでは実際に使えるようにはなりません。

重要なのは、その先にある「実践」です。


上達の核心:実践と試行錯誤

語学でも音楽でもプログラミングでも、上達の鍵になるのは実践です。

外国語を学んでいると、会話の中で間違えることは避けられません。
しかし、その間違いを経験することで、自分の表現が少しずつ修正されていきます。

ジャズのアドリブも同じです。
最初から完璧な演奏ができるわけではありません。
試しながら、音の選び方を調整しながら、少しずつ自分の表現を作っていきます。

プログラミングもまた、エラーと修正の繰り返しです。
コードを書き、エラーが出て、原因を調べて直す。その過程で理解が深まっていきます。

つまり、上達とは

「理論を理解すること」ではなく
「試して修正することの繰り返し」

なのだと思います。


言語と文化:学習の奥にあるもの

語学を学んでいると、その言語が生まれた文化や社会とも自然に向き合うことになります。

たとえば日本語には、あいまいな表現が多く存在します。
これは、日本の文化に見られる調和や間接的な表現の傾向と関係しているとも言われます。

一方で、フランス語や英語には、それぞれ異なる論理の組み立て方や表現の特徴があります。

音楽もまた文化と深く結びついています。
ジャズは、アフリカ系のリズム感覚と西洋音楽の理論が融合して生まれた音楽ですね。
ひとくちにジャズと言っても、時代や文化的背景によっていろいろなバリエーションが生まれています。

プログラミング言語にも、設計思想の違いがあります。
言語ごとに考え方や表現方法が異なり、それを理解することでより深く使いこなせるようになります。

こうして見ると、言語も音楽も、単なる技術ではなく文化の表現でもあると言えるでしょう。


複数の分野を学ぶことの面白さ

複数の分野を学んでいると、思いがけない共通点に気づくことがあります。

外国語を学んでいると、言葉の構造の違いが見えてきます。
ジャズを演奏していると、音楽のフレーズの作り方が理解できるようになります。
プログラミングをしていると、論理的な構造を組み立てる力が身についてきます。

それぞれの分野で得た経験が、別の分野の理解を助けることも少なくありません。

また、外国語を学ぶことで、原文で文学作品を読む楽しみも広がります。
翻訳された作品とはまた違うニュアンスや表現に出会うことができるのも、大きな魅力です。


このブログで書いていくこと

このブログでは、次のようなテーマを扱っていきます。

  • 外国語学習の方法や多言語学習の話
  • プログラミングを学ぶ過程の試行錯誤
  • ジャズ演奏やアドリブの上達方法
  • 外国の小説を原書で読むための作品の紹介
  • 言語・文化・音楽の比較

それぞれの分野は異なりますが共通しているのは、

「上達する楽しさ、とレベルが上がればその分楽しみが大きくなる」

ということです。


まとめ:学ぶことの楽しさ

新しいことを学ぶとき、最初は思うようにいかないことも多いものです。
しかし、試行錯誤を重ねることで、少しずつ理解が深まり、自分の世界が広がっていきます。

語学、プログラミング、音楽。
それぞれの分野を行き来しながら、学ぶことの面白さや上達の過程について考えていきたいと思います。

他にいろいろな分野のチャレンジがあると思いますが、私自身の経験にもとづいて私なりの見解を述べていくにはこれらの組み合わせが最適だという結論になりました。

このブログが、何かを学んで継続中、または新しい分野にチャレンジしたい方々への
小さなヒントや刺激になればうれしいです。

このブログの各記事に共通するテーマ:摩擦について

上に述べたような言語や音楽などの芸術はもちろん、料理や文学なども背景にある文化との結びつきが大変強いです。

異文化との接触においては、しばしば摩擦があるものですね。

たとえば外国に旅行に行ったとき、住んでみたまたは働いたときなど、大きな摩擦に出会うことがあります。

もっと小さな視点で言えば、日本国内でも習慣・文化の違い、または同じ組織の人間同士でもそれぞれ育った環境が異なりますので、友人、同僚その他人間関係の摩擦というのはどなたも経験があると思います。

ちょっと例を挙げてみましょうか。

  • 外国に住む、または旅行で
    コンビニのレジの前で店員の電話が終わるのを待っていたら、後ろから来た客にあっさり割り込まれて店員もそちらを先に会計している。
  • ジャズのジャムセッションにて
    ジャムセッションで出番が来た。自分はメロディーの美しいスタンダードを演奏したいと思ったが、居合わせた共演者の一人がモーダルで無機質でクールな感じの曲をやりたがっている。
  • グループで会食をする場面で
    自分は豚肉料理を食べたい気分だったが、メンバーにムスリムの人がいるので、ハラル(すなわちpork free)、またはベジタリアンのレストランに行くことにした。
  • マレーシアのローカルなレストランで
    ムスリム・インディアン系の店Mamakレストランで英語で話すと、”Speak Malay.”と店員に言われてレジでも無礼な態度をとられた。

私の経験上も、上に挙げたように普段の生活の中でいろいろな摩擦があります。

うまく妥協したり協力したりして対処することが必要で、処し方を誤るとより大きな摩擦に発展することもあると思います。
しかし、きっとジャズや日本語での外来語なども異文化の摩擦の結果生まれたものなのかな、とも思いますし、文化的な摩擦にはそれだけ新しいものを産み出すパワーもあると思います。

それらの摩擦をどのようにとらえるか、どのように対処するかという観点で私なりの異文化体験や摩擦、それに対する考え方なども記事にしていこうと思います。

それぞれは一見関係なさそうな話題が挙げられますが、根底では私なりの異文化に対する考察や、新しい分野へのチャレンジとつながっているテーマとなっています。

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