11月15日(土)21:00 -21:55 BSテレ東の『ワタシが日本に住む理由』に日本在住歴17年フィンランド人のラウラ・コピロウ (Laura Kopilow)さんが出演します。
世界各国の幸福度をランキングで示した、国連関連の機関が発表している「World Happiness Report(世界幸福度報告書)」では、2025年現在、フィンランドが8年連続で1位となりました。
デンマーク、アイスランド、スウェーデンが続き、上位は北欧諸国が占めています。
ちなみに、日本は前年の51位から順位が下がり55位でした。
日本在住歴十数年のラウラ・コピロウさんが語るフィンランドはどのような国で、なぜ幸福度が高いのでしょうか?
また、ラウラ・コピロウさんから見た日本はどのような国でしょうか?
ラウラ・コピロウさんが「日本に住む理由」と、日本とフィンランドとの違いや共通点を探ってみます。

ラウラ・コピロウ(Laura Kopilow) プロフィール
ラウラ・コピロウ 経歴
- 出身地はフィンランド エスポー市(Espoo)、日本在住歴は17年。(2025年現在)
- 2006年に17歳の時に初めて日本に来て、北海道函館市の函館白百合学園に留学。
- その後、早稲田大学の政治経済学部への留学を経て、ヘルシンキ大学(University of Helsinki)を卒業。
- ヘルシンキ大学を卒業後、再び来日し、国費留学生として北海道大学大学院法学研究科に入学し、修了。
- 日本の大手IT企業での勤務を経て、2018年からはフィンランド大使館商務部でファッション・ライフスタイルを担当。
フィンランドの「ライフスタイル・デザイン・サウナ・建築・食品」などを日本市場向けに紹介・普及させる活動をされています。
日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ東京『Youは何しに日本へ?』、テレビ朝日『サタデーステーション』などのテレビ出演やその他メディアのインタビュー、講演などもされています。
ラウラ・コピロウ(Laura Kopilow) パフェへの愛
ラウラ・コピロウさんは日本のパフェが大好物で、パフェのプロデュースも手がけています。
「日本の」と書いたのは、パフェのルーツとなったフランスの「パルフェ」と、ラウラさんお気に入りの日本の「パフェ」は全然違うからです。
早稲田大学在学中に、千疋屋総本店でフルーツパフェに出会ってからパフェの虜になったそうです。何層にも重なる美味と構造美…。
フランスの伝統的なパルフェというと、アイスクリームをお皿に乗せて、ソースや冷やした果物を添えて食べるデザートですが、日本のパフェはそれを応用してスポンジケーキや生クリームやゼリー、フルーツなどを何層にも重ねていますね。
当ブログの「フランスから来た日本語」についての記事の中の「パルフェ」の項でも両者の違いに触れているので、よかったらご覧ください。
日本語でなにげなく使われているフランス語起源の外来語。こんなにあった? -5
日本のような層状のパフェはフィンランドにはないらしいので、北欧諸国もフランス流のパルフェが普通なのかと考えられます。
視覚的にも美しいし、味覚的にも多彩な日本のパフェは日本が世界に誇るデザートなんですね。

ラウラ・コピロウ(Laura Kopilow) 著書
ラウラ・コピロウさんは、2025年に著書『フィンランド発 幸せが見つかるライフスタイル』を出版されています。
いろいろなフィンランド文化が紹介されていますので、幸福度No.1の理由を知る一助となるでしょう。
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World Happiness Report(世界幸福度報告書)トップ10は?
ちなみに2025年版の「World Happiness Report(世界幸福度報告書)」で発表された幸福度トップ10は次の通りです。
1. フィンランド
2. デンマーク
3. アイスランド
4. スウェーデン
5. オランダ
6. コスタリカ
7. ノルウェー
8. イスラエル
9. ルクセンブルク
10. メキシコ
ラウラ・コピロウ(Laura Kopilow) 留学先はなぜ日本へ?
ラウラ・コピロウさんは高校生の時、留学に向けて動き出しました。希望の留学先はフランスだったのですが、募集時期をはずしてしまってかなわなかったようです。
それで、日本を選ぶことになりました。
フランスは距離的にも文化的にも近いので楽な面があると思いますが、日本を選んだことによりパフェとの出会いが生まれたわけですね。
筆者が以前マレーシアで働いていた時に、日本への留学経験があるマレーシア人の同僚に聞いた話ですが、彼も「本当はアメリカに行きたかったけど、募集枠に落ちて日本に決まった」みたいなことを言っていたのを思い出しました。
日本というのは外からは見えにくい部分が多いので、留学先に選ぶ人は昔は少なかったと思います。(日本語を習得しても日本でしか通じないから英語圏に行く、など日本文化のマイノリティが判断基準に影響することも多いと思います)
しかし、私の元同僚たちを含め日本に留学した皆さんは、そのマイナーな文化を学んだことをうまく仕事などに活かしていると思います。
マイナーだからこそ希少価値を発揮できるわけですね。
しかし今は皆さんご存じのように、以前と比較にならない数の外国人が日本を訪れるので、それぞれの「日本に来る理由」自体がマジョリティになってきたのかと思います。
(旅行先や留学先、勤務先に日本を選ぶのが珍しくなくなってきたとも言えます)
幸福度が高いフィンランド文化
では、フィンランドの国民はなぜ幸福感が高いのかをもう少し考えてみます。

コーヒーブレイクや休暇の取りやすさ
フィンランドでは仕事中のコーヒーブレイクを大切にしていて、1日の労働時間が6時間以上の場合、30分の昼休憩とコーヒーブレイクも1回、そして労働時間が8時間以上の場合30分の昼休憩とコーヒーブレイクは2回などと法律で決められています。
コーヒー好きなフィンランド人ですが、別にコーヒーでなくてもお茶などでも良いし、何も飲まなくても良いのですが、そのようにブレイクをとる権利が保障されているようです。
さらに、まとまった休暇を取るのは当たり前のこととして認識されているので、日本のように「ご迷惑をおかけしますが、休暇をいただきます」とか「申し訳ございませんが・・・」のような謝る意識は不要だそうです。
ラウラ・コピロウさんも日本では、最初はそのような謝る形式で休暇宣言をしていたのですが、そのうち「「休みをエンジョイしていますので、お急ぎの場合はオフィスまでご連絡ください」という定型文に変更したそうです。
休暇を取るのは当然の権利として、その分思いっきりエンジョイして生産性も上がった状態で戻ってきますよ、という感じがしますね。
別の著者で、このような書籍もご紹介します。
また違った視点で、フィンランドの幸福度のわけを探っています。
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フィンランド文化と日本文化の共通点と違い
共通点
控えめで礼儀正しい国民性
フィンランド人は静かで内向的、礼儀正しい傾向があります。
「無駄な自己主張をしない」、「競争より調和を重視する」という面があり、自己主張をどんどんしないと置いていかれるアメリカのような文化と違って、日本と似ていますね。
時間を守る
これも日本との大きな共通点だと思います。
多くの国においては、郵便物がすぐには届かない、列車が時刻通りに来ない、などは日常的なことですが、フィンランドは時間を守る意識が強いようです。
このあたりも、日本と似ているのでラウラ・コピロウさんも日本にすぐに馴染めた点ではないでしょうか。
異なる点
次に、フィンランド文化と日本文化の大きく異なる点をまとめました。
| 日本 | フィンランド |
|---|
| ハイコンテクスト文化(空気を読む・曖昧表現が多い) | ローコンテクスト文化(言葉をそのまま受け取る・ストレート) |
| 遠回し表現や察しが求められたり、はっきりNoとは言わないことが多い | YES/NO をはっきり言う、本音で話す |
| 沈黙=気まずい場合あり | 沈黙は自然、無理に話す必要なし |
| 休暇を取得するときは周りの都合に左右される | 休暇は好きな時に取得する |
まとめ
ラウラ・コピロウさんが「日本に住む理由」は、おいしくて美しいパフェの存在にあった!(言い過ぎ?)
ラウラ・コピロウさんは、フィンランド大使館員として「ライフスタイル・デザイン・サウナ・建築・食品」などのフィンランド文化を日本市場向けに紹介・普及させる活動をされています。
「World Happiness Report(世界幸福度報告書)」では、2025年現在、フィンランドが8年連続で1位をキープしています!
フィンランドの幸福感は充実した社会保障と、生産性の高さにつながる休みやすさが関係していそう?
フィンランド文化と日本文化の共通点 – 礼儀正しい・時間に正確など。
フィンランド文化と日本文化の異なる点 – フィンランドでは意見はストレートに言う(森林が多いし空気は吸うもの)、日本では空気を読む。
日本人としては実際にフィンランドの地で共通点、相違点を他にも見つけてみたいですね!



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