この記事では、成長曲線について体験を交えて考えてみます。
成長曲線とは、何かを継続練習・実践して熟達してくる変化を、時間軸やかけた労力との対比にしてグラフ化したものですね。
以前大いに勇気をもらったことがある、ソフトウェアエンジニアとしての成長に関する記事の中で、成長曲線がこのように表現されていました。

出典: 【前編】元ヤフーエンジニア社長が考える、挫折しないためのエンジニアマインド
https://qiita.com/ryoheiiwamoto/items/d70653757022e237710d
たとえば毎日2時間ずつ勉強するとして、やった分だけ均等にスキルアップするわけではないということですね。
最初は、頑張ってる割に思ったほど効果が感じられず、焦るものですが、ある時期から成長スピードが急にあがるということです。
私の経験上では、毎日コツコツ学習した結果、一か月前には何も知らなかったことができるようになっているとか、そういうことはありますが、このグラフのような爆上がりと言うか急上昇を感じるというまでには至っていない気がします。
学習していることと実務での内容がリンクしたのは最近のことなので、これからなのかと思っています。
芸事における長期的成長曲線
エンジニア人生ではまだ2年そこそこなので語るべき材料がそれほどないのですが、ジャズ修行においては以下のような経験をしたことがあります。
毎日ジャズギターについて、曲、フレーズ、ハーモナイズ、ソロギター、リズム等々あらゆる練習をしているが、ある程度弾けるようになったところからなかなか上達した気がしないという時期がありました。
ところがある日突然、と言っていいくらいに急にレベルが上がったと感じるときがありました。
たとえば前はミスりまくっていたコード進行で、ある時スムーズなフアドリブ・ソロが弾けてしまった、というような体験があります。
または、曲のコード進行をなかなか覚えられなかったのが、急に頭の中でパターン化され、より早く覚えられるようになったとか。
私が20年以上かけて体験したジャズ演奏の成長曲線では下のような感じです。

毎日同じ練習をしているがなかなかうまくできない時期が続きますが、ある時突然、階段の次のステップによじ登れる感じですね。
どこかのWeb記事で読んだ記憶がありますが、どなたか落語家の方も似たようなことを言っていました。
「毎日15分でも練習する。なかなか上達を感じられないが、突然できるようになる時が来る。」というような内容でした。
階段をワンステップ上がった後も、急上昇というわけにはいかないのですが、またしつこく練習を継続していると、もう一つレベルが高いことができるようになる時があります。
たとえば私の場合は、イントロを出すことが苦手でリズムが不安定だし狙ったところに着地できないし、どうもうまくいかなかったのですが、いくつかのパターンではいい感じのリズムとトーンで出せるようになった、ということもありました。
イントロは一人で曲の雰囲気を出しつつ曲の頭までみんなをリードするものなので、リズムや音使いがいまいちだとすぐにわかってしまいますからね。しかも共演者は入りにくいわけです。
これは、いろいろなパターンをひたすら練習するしかない世界ですね。少しずつできるパターンが増えてくる、ということしかないと思います。
私の場合は、語学に関しても同じような成長過程を通ってきたような気がします。
ある言語を一から学ぶ場合、ある程度基本的なところはやればやっただけ上達する感じがしますが、日常会話ができるというレベルに到達するのはなかなか時間がかかります。
ちゃんと聞き取れないと、文を組み立てて話せないと会話が続かないからです。
これも、ある日気づいたら、「思ったより会話できたな」ということに気づき、自分の実力を過小評価していたことがわかります。
それほど日々の上達というのはみえないものなのですよね。
継続していればいつかは階段が、という感じです。
皆さんはどちらの成長曲線の体験をお持ちでしょうか?

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