『プレミアムカフェ』に渡辺貞夫出演
NHK BSプレミアム4Kの番組『プレミアムカフェ』では、10/27(月)~ 10/29(水)に渡辺貞夫さんが出演します。

10月27日(月)- ボサノバ・サンバを愛する渡辺貞夫さんがブラジルを訪れたときの体験
10月18日(火)マダガスカルを訪れたときの体験
10月29日(水)新人18歳ドラマーと演奏したツアーについて
このようなプログラムですが、今回は10/29の新人18歳ドラマーについての回にフォーカスしたいと思います。
「プレミアムカフェ ハイビジョンスペシャル 70歳のゴキゲンツアー ~渡辺貞夫と新人ドラマー~」 (初回放送:2003年)
「ナベサダとツアーした18歳のドラマーとは誰のことだ?」というのが気になったので調べみました。
そのドラマーは、横山和明さんという方でした。
※ ツアー参加当時は17歳で高校生だったのが、おそらく翌年の番組放送時には18歳になっていたので、番組紹介で18歳という記述なのかと思われます。その頃には高校も卒業されていたようですね。
渡辺貞夫のツアーに参加、高校生ドラマー横山和明
以下、横山和明さんの経歴です。
1985年、静岡県生まれ。
音楽好きな親の影響で3歳からドラムを始める。
中学生でジャズクラブで演奏活動を始める。
Junior Manceや渡辺貞夫と共演する機会を得る。
高校在学中の2002年に渡辺貞夫カルテットの全国ツアーに参加する。同時にプロ活動を開始する。
東京に移り、高校卒業後は数多くのツアーやレコーディングに参加する。
以上がだいたいの経歴ですが、Barry Harrisの来日公演のドラマーを務めたり、Red Holloway、Sheila Jordan、Eddie Henderson、Wess Anderson、Steve Nelson、Gene DiNovi、Lew Tabakin、富樫雅彦、佐々木優花、宮之上貴昭、岸ミツアキなど、たくさんの有名ミュージシャンと共演しています。
昭和音楽大学の講師もされているようです。
『ナベサダ2002』の頃のメンバーは?

2002年頃の渡辺貞夫さんとのツアーの様子と思われる写真を見ると、ベースは納浩一さんのようです。
納浩一さんが一時期渡辺貞夫バンドに所属されていたのは知っていましたが、この時期もそうだったのですね。
納浩一さんは凄腕ベーシストですが教育活動にも熱心で、筆者も納浩一さんの教則ビデオを見て、ジャズ・ベースの練習をしたことがあります。
あと、ジャムセッションの現場では必ず使用されている、通称「黒本」と呼ばれるジャズ・スタンダード曲集を世に出した方です。
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この本が出る前は、いろいろなスタンダード曲集を集めて自分の演奏したい曲を拾っていたものですが、この本を手にしたらほとんど他の本を買う必要がなくなりました。
ジャムセッションで演奏する代表的な曲はほとんど網羅していますし、コード進行やメロディなどの信頼度も抜群です。
筆者もまずこの本(2冊あるうち主に1冊目)でメロディーとコードを把握し、載っていない曲は iPadで ireal bookを見たりして演奏したものでした。
日本のジャズ・セッションの世界において納浩一さんがこの本を出した功績は計り知れないと思います。
そして、当時の渡辺貞夫バンドのピアノはどうやら小野塚晃さんのようですね。
なるほど、そのカルテットは強力ですね。まだ高校生でその3人とツアーで何回も共演するというのはあり得ないくらいすごいことだと思います。
まとめ
- 2002年、『ナベサダ2002』に参加したドラマーは当時高校生だった横山和明
- ツアーのメンバー:渡辺 貞夫(As)、小野塚 晃(P)、納 浩一(B)、横山 和明(Ds)
- 現在も92歳の渡辺貞夫さんを筆頭に、皆さん現在もいろいろなところで活躍されています。

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