レッドオーシャンはデッドオーシャンか?【全力!脱力タイムズ&坂東龍汰】

red_ocean ビジネス

10/31(金)の「全力!脱力タイムズ」に、坂東龍汰さんがゲストコメンテーターとして登場します。
今回は、ビジネスの世界において何かをやりたいとき、レッドオーシャンかブルーオーシャンか見極めることがとても重要だという説を展開します。

そこで、この機会にレッドオーシャンとブルーオーシャンについて考えてみます。

レッドオーシャンとブルーオーシャンとは?

レッドオーシャン > 競争が激しい市場・マーケット
ブルーオーシャン > 競争相手・競合がいない未開拓の市場・マーケット・業界・分野

レッドオーシャンは Existing Market(既存のマーケット)ともいうようです。

ブルーオーシャンでは競争相手はいないですが、未開拓であるために需要があるのかどうか見えにくいですね。ブルーオーシャンを目指すときは、世の中のニーズを見つけ出す目が何より重要になると思います。

趣味の世界では、未開拓とまで言わなくてもニッチな領域は、認知度が低いために情報が少なく不便な面もあるかもしれませんが、楽しむという点ではマジョリティであろうとマイノリティであろうと同じかと思います。
多くの人がやっているから何かを始めるのはやめとこうとはあまり思わないですよね。好きかどうかで始めると思います。
また、自分の現在のレベルがどこであろうと、どんどん向上していくのは楽しいものです。
他者との比較ではなく、過去の自分との比較で済むからです。

たとえば音楽のジャムセッションの場で、スティールドラム・プレイヤーとサックス・プレイヤーが登場したら、演奏レベルがともに高ければスティールドラムの音色や奏法に意識をもっていかれる、ということはあります。
しかしそれは一時的なもので、オーディエンスや共演者はじわじわとサックス・プレイヤーのフレーズや音色にも惹かれることになるでしょう。

一方、ビジネスの場合は話がもうちょっと複雑になります。
レッドオーシャンだからやめておく、ブルーオーシャンを目指す、という場合もあるかと思います。
他者との競争が発生する限り、競争に勝つことを考えないとならなくなるからですね。

ブルーオーシャンに飛び込んでもニーズがないとサービスや商品は売れないので、どちらを目指しても簡単ではないことがわかります。

レッドオーシャンとブルーオーシャンの語源は?

語源は下記のようなことらしいです。

・「赤」は、血の赤を象徴しています。激しさのあまりに血をみなければならないような状況を表現しています。
・「海」は、ある分野の市場・マーケットとして想定し表現されています。

筆者は、プランクトンが狭い範囲で大量に発生して生存競争が激しくなった結果に、死骸で海が赤くなるこを想像していました。
しかし、ちょっと違うようですね。

red_blue_ocean

ブルーオーシャンの微妙な定義

前述したように、ブルーオーシャンは未開拓の市場のことを指しています。
ということは、既存のニッチな市場とは意味が少し違うようですね。
しかし、ブルーオーシャンというときは後者の意味で使われている場合が多い気がします。
今回の脱力タイムズでも下記のことからわかるように、ブルーオーシャンはニッチな市場というとらえ方をしていますね。おバカ芸能人は一定の需要があるものの、まだまだその地位を確立できている人は少ない、ということのようです。

MCの有田哲平は芸能界にも、このレッドオーシャンとブルーオーシャンがあると話し、分かりやすく解説していく。
そして、今の芸能界でブルーオーシャンだという“おバカ芸能人”に転向したいという方々がスタジオに登場し…。

レッドオーシャンは常に回避すべきか?

では、レッドオーシャンに突っ込むのはまったく勝算がない愚かな行為でしょうか?

場合によって正しいとも正しくないともいえるのではないかと思います。
成功するまでの失敗は検証過程だといってしまえば良いのですが、以下の要素について考える価値があるでしょう。

  1. 適性があるか
    1つ目の要素として、適性があるかどうかということがあると思います。
    その市場が好きで良いアイディアをもって適性があれば長期的に見て競争に勝てる可能性があると思います。
  2. スキルを掛け合わせることができるか
    たとえば「Webデザインができる」、という一つのスキルだけでビジネスを立ち上げようとすると、レッドオーシャンに突入ということになると思いますが、他に「プログラミングができる」、「インフラの技術がある」、「語学が得意」、というようなスキルが組み合わさったときに希少性ができ、新しい需要を生み出せる可能性が出てくるかもしれません。
  3. 成果が見えない中で継続できるか
    レッドオーシャンに参入するときは必要な要素かと思います。
    しばらくは低い成長曲線をたどっていって、芽が出ないとそこであきらめてしまうケースは多いと思います。
    しつこく継続・前進することでいつか競合に打ち勝つことがあるのではないでしょうか。
    その点でもその対象が好きであったり適性がある必要がありますね。
  4. 運が良いか
    これは侮れない重要な要素で、ある程度の努力があった後の紙一重のところは運次第かと思います。
    普段の思考・習慣・言動によって運を良くすることは自己啓発の世界でよいく言われていることですね。継続によって力を蓄えたうえで、タイミングを逃すことなく運を引き寄せることが大事です。
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【脱力タイムズ】はレッドオーシャン?ブルーオーシャン?

「脱力タイムズ」自体はお笑いの分野という点ではレッドオーシャンですが、掛け合わせによってブルーオーシャンをうまく開拓しているともいえると思います。
お笑い芸人が出てくる番組は競合は多いですが、社会や科学ネタを面白おかしく組み合わせて予想外の展開をさせるのは、この番組の魅力ですね。

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